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創造進取 ネクスタのものづくり part.03
CREATIVE

重包装について

デザイン性が重視される軽包装(手提袋など)と比べると、内容物を直接入れる重包装は、機能性を重視されることが多いです。ユーザーからの要望は幅広く、ゆえにこれまでにない全く新しい商品を生み出す可能性を秘めています。

強度の高いクラフト紙などを用いる重包装は、いわゆる産業用包装資材です。当社で扱っている重包装の主な内容物は、米麦、製粉、飼料、肥料、ペットフード、石油化学製品、石灰などさまざま。主にこれらの輸送・貯蔵などに使用されています。

ネクスタグループの重包装への取り組みは、 “俵”に代わる運搬用の米袋からスタートしました。1932年(昭和7年)7月にクラフト紙を用いた米袋で新案特許を出願。翌年1月には認可されましたが、米袋として一般的に使用されるようになったのは、農林省令が改正された1960年代に入ってからです。

重包装分野のものづくりの面白さは、顧客の用途によって、いろんなバリエーションの袋がつくれること。ポリエチレンを挟み込んだり、二層・三層・四層と紙を重ねることで、用途に応じた強度、撥水性、耐水性、耐油性なども実現することができます。

米袋も一般に使用されるようになった頃は、内容量30kgが主流でしたが、現在は3kg、5kg、10kg、15kg、20kg、30kgと種類が豊富。中身は同じでも単に運搬用として使われるだけでなく、贈答品や景品用の袋としても使われています。

また、これらの袋もちょっと発想を変えれば、新たな用途が見えてきます。例えば飲食店などで使用する小麦などの食材を入れる袋として考えてみるとどうでしょう。1回分の仕込みに必要な量を小分けにする袋として用いれば、仕込みの度に計量する必要がなく、分量を間違えることもありません。

最近、この重包装にかわいいデザインを施し、収納用の袋として売り出したところ、エンドユーザーからは予想を超える反応が…。これからも、ユーザーの声に耳を傾けながら、カラフルなデザイン、新たな機能を付加することで、ユニークな用途・商品を導き出していきます。

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